
香友会のページは香友会(学校法人香川栄養学園の在学生と卒業生からなる同窓会)が担当し、皆様に最新の活動状況や卒業生の近況などをお知らせしています。
大学の名称変更に伴い、2026年4月より香友会は「香川栄養学園香友会」に名称を変更いたします。
「香川調理製菓専門学校「香流会」活動報告~総会から~」
香流会は香川栄養学校、香川栄養専門学校および香川調理製菓専門学校の同窓会です。卒業生と在校生および学校を結び付け、広く相互に学びあえる場となることを目的に、香川栄養学園創立80周年の2013年に発足しました。毎年、総会および講演会、懇親会を開催しておりましたが、現在は総会のみおこなっています。
「香流会」の総会は、毎年2月に開催されており、令和7年度の総会(第14回)が、令和8年2月26日(木)におこなわれました。
当日は、香川調理製菓専門学校校長 香川明夫先生、香友会会長 磯田厚子先生、役員、教職員、卒業生、生徒あわせて、36名が出席しました。

総会では、令和7年度事業報告、決算報告、令和8年度活動計画についての報告がありました。引き続き令和7年度に活躍した卒業生の表彰式がおこなわれ、表彰者には香流会・遠藤徳夫会長より表彰状と金一封が授与されました。
表彰者の氏名は次のとおりです。(順不同)
1.大澤 一太さん〔テクニックコース平成26年卒業、グランドプリンスホテル高輪〕
第35回プリンスホテル料理コンクール 西洋調理部門 優勝
2.茅根 まどかさん〔製菓科平成30年卒業、品川プリンスホテル〕
ジャパンケーキショー東京2025 マジパン仕上げ部門 銀賞
3.嶋田 里紗さん〔製菓科(学部食文化栄養学科より学内留学)平成30年卒業、マテリエル〕
ジャパンケーキショー東京2025 バタークリーム仕上げ部門 金賞
4.濵名 六花さん〔製菓科(学部食文化栄養学科より学内留学)令和6年卒業、(株)モンサンクレール〕ジャパンケーキショー東京2025 ジュニア部門 銅賞
5.淺野 ひらりさん〔製菓科令和6年卒業、ロイヤルパークホテル〕
2025年度クリスマススイーツコンテスト 第1位
6.岡本 瞬さん〔製菓科令和5年卒業、パレスホテル〕
第33回 カリフォルニア・レーズン ベーカー新製品開発コンテスト 金賞
7.開米 ひなたさん〔製菓科在校生〕
ジャパンケーキショー東京2025 エコール部門 銀賞
8.土屋 純一先生〔本校教員〕
調理師制度功労者に対する厚生労働大臣表彰 受彰
9.葭川 祐介先生〔本校教員〕
ジャパンケーキショー東京2025 ギフト菓子部門 銅賞
10.三ツ塚 晴夏先生〔本校教員〕
ジャパンケーキショー東京2025 グランガトー部門 銅賞
11.行徳 裕さん〔菓子工房プランタン職員〕
ジャパンケーキショー東京2025 国産米粉を使った焼き菓子部門 審査員特別賞







卒業生の皆さまが、職場で活躍され母校に帰ってきて表彰される姿は、とても頼もしく、うれしく感じました。来年度の第15回総会は、令和9年2月25日に開催する予定です。
過去の香流会総会では
令和4年の総会では、2021年にイタリアでの国際コンクールで優勝した柴田勇作氏に会長賞を授与しました。現在、柴田さんは株式会社PRISMを設立し、徳島市内で「PRISM LAB」を展開しています。

「グルメガイドブック ―卒業生のお店紹介―」について
香流会で作成していた「グルメガイドブック ―卒業生のお店紹介―」が、専門学校のホームページから、見られるようになりました。以下よりご覧ください。
https://kagawa-choka.ac.jp/koryukai
お店をご利用の際は、電話で確認又は予約をしてからお願いいたします。また、ホームページは随時更新しております。新規店舗の掲載申し込みもできますので、ご希望の方はご連絡ください。
連絡先::香流会事務局(専門学校教務学生課)
TEL:03(3576)3404
E-mail:koryukai-senmonn@eiyo.ac.jp
【報告:香友会 会員組織部 部長 古川知子(学部昭和48年卒業、香流会・運営委員)】
会長メッセージ
「食の専門家として、主食であるコメの価格をどう考えたらよいのか」
磯田 厚子〔いそだ あつこ〕会長
(学部昭和47年卒業、院修士昭和49年修了)
一昨年来、コメの値段が爆上がりし、備蓄米の放出もなかなか小売りに届かずなどの大混乱がありました。昨年秋に新米が出ても値は下がらず、政策転換もあり先行きはまだ見えません。
米価が大きな問題となったのは、コメが主食であることも大きな理由のひとつと思います。野菜や魚の値段も乱高下し、物価高として話題にはなりますが、ここまで社会問題化はしていません。
農家が得る主食米の相対取引価格*1は、例年玄米60kgで1万5千円前後でした。一方、個人経営の農家のコメ生産コストは、60kgあたり1万5,948円*2と報告されています。取引価格と比較すると、農家に利益はほとんどないか、年によっては赤字になる状況であったことが分かります。
一方、値上がりした令和6年の相対取引価格の平均は60kgあたり2万6,918円、令和7年は3万6,493円*3となっており、令和8年のコメ消費者価格は下がっていません。農家にとっては、令和6年度米の生産コストは60kgあたり年間1万5,814円でしたので、その2倍強の買い取り価格でした。個人経営体の農家は小規模で1軒あたりの生産量は540kg~600kgほどです。利益としては10~20万円程度にすぎません。このような農家を頼りに、私たちの主食であるコメが支えられていることに、あらためて考えさせられます。
もちろん農業法人などの団体経営体も増えつつあり、流通量に占める割合も増えており、今後のコメ生産状況は変化していくものと思われます。
香友会主催の第4回専門家講座では、本学の中嶋康弘教授がコメの消費者価格の高騰について、様々な側面からの要因が絡んでいたことを説明されていて、興味深く思いました。
ここ数年、やや供給不足があり、その背景には猛暑による生産段階での歩留まりが悪く、玄米では需要を賄う生産量と思われたところが精米では不足するということがあったようです。在庫の不安から集荷業者による囲い込みで買い付け価格が上昇。流通業者による売り惜しみもあり市場に供給不足感がある中で、南海トラフ地震臨時情報の発令で、消費者も買いだめするなどの行動をとったことも関係したようです。
年1回の農業生産物であるコメは、もちろん自然条件に大きく左右され、さらに様々な関係者のいろいろな思惑や行動が意図せずに連鎖のように繋がって価格が変動しているのだなと思いました。
コメ農家が安心して生計を立てて生産できるよう、消費者側の対応も考えねばと思います。食の専門家として、米飯を中心とした食事パターンの優れた点を再認識し、伝統料理や地場食材を取り入れた食事の良さを広めていきたいとあらためて思いました。
注)*1 JAなどの集荷業者が農家から玄米を買い付ける価格。需給状況により毎月変動する。
*2 農水省令和5年度農産物生産統計より全算入生産費のデータ
*3 令和7年12月16日農水省発表

香友会支部だより
香友会には、北海道から沖縄県まで全国47都道府県に支部が設置されています。支部では、支部総会をはじめ、母校の恩師を講師に招いての講演会や料理講習会、懇親会など多彩な行事を企画・運営しています。また、近隣の複数支部が集まり、ブロック単位でも様々な行事を企画し、支部を越えて親睦を深めています。 令和7年度は北関東、南関東、四国、西日本合同ブロックでブロック研修会が開催されました。今回は先日開催された南関東ブロック研修会の報告をお届けします。
南関東ブロック研修会「「咀嚼」を楽しく学ぶ
~健全な咀嚼を維持して美味しく食べることの重要性を理解する~」を終えて
南関東ブロック研修会を令和7年12月14日(日)女子栄養大学駒込キャンパスの小講堂にて開催しました。当日は小雨の降る中、磯田香友会会長、三好副会長を始め、各支部(埼玉・神奈川・東京・千葉)合わせて46名(内学生会員3名)の参加でした。

今年度は、和洋女子大学家政学部教授(香友会副会長)の柳澤幸江先生を講師にお迎えし、「よく噛んで食べることの大切さ」についてご講演いただきました。

柳澤先生は女子栄養大学在学中から咀嚼についてのご研究をされており、今回の講義ではわかりやすく「咀嚼」が健康の維持のために重要であることについてお話しいただきました。自分の歯を保ち、よく咀嚼しゆっくりと味わって食べることが、栄養状態に影響すること、フレイル予防になることを再認識しました。また、ガムを使用した咀嚼チェックなど楽しみながら学ぶこともできました。
柳澤先生の講義の後、参加者を6つのグループに分け、「集まれ!南関東ブロックの皆さん」と題して交流会を持ちました。
研修内容に関連した「噛みごたえの違う」数種類のお菓子を味わいながら、コミュニケーションを深めつつ、真剣に話し合いました。グループ発表を行い、全体で情報を共有することもできました。 学生会員からは、「香友会が何をしているのか今回まで知らなかった」という意見も出されましたが、とても魅力的なイベントが多数あるので学内などで学生が受け取りやすい周知をしていただけたら参加したいとのことでした。

日曜日の午後、短い時間での開催でしたが、年齢や支部を超えて交流を持つことができました。今回のご意見をもとに、新しいメンバーにも参加してもらえる南関東ブロック研修会を来年度も企画していきたいと思います。
(報告 埼玉支部長 島村幸代・書記 西野智子)
*南関東ブロック研修会の詳しい報告こちら
活躍する卒業生~北から南から~
卒業生は全国各地や海外にまで広がり、それぞれの地で、母校で学んだ専門知識や技術をもとに、家庭や社会活動においてその実践と啓蒙に努めています。今回は様々な分野で活躍する卒業生の声が届きました。

「急性期病院」
栄養管理は病院栄養士の使命
雁部 弘美
(短大昭和63年、学部平成2年卒業)
職場にて
女子栄養大学では、楽しく栄養学を学びました。故小池五郎先生の生理学研究室では食べ物と体の変化を知るために間接熱量計での基礎代謝測定や、当時まだ開発中の電気インピーダンスでの体組成測定等代謝実験の貴重な体験をさせていただきました。
卒業後は地元に戻り、横浜市立大学附属病院の管理栄養士としての日々が始まりました。1年目の頃は現場調理を体験し、病院給食を作る大変さ、患者の疾病治療における栄養管理の重要性を学びました。当時の病院栄養士の仕事は給食運営管理が中心であり、患者の栄養状態をどのように評価するのかは十分確立されていない時代でした。
現在は日々患者の栄養状態を評価し、課題に応じ、食事、輸液、経管栄養を含めた栄養計画や栄養指導を実施しています。医師、看護師、薬剤師、その他のコメディカルと共に活動もしています。栄養士がより患者の栄養管理をサポートできる体制を作るために病棟に専従栄養士の配置をすることも始めています。
栄養管理をおこなう上で必要な基礎代謝測定や体組成を測定する機会もあり、学生時代に学んだ価値を知る機会となっています。臨床栄養学は食べたものから栄養状態を評価する時代から、様々なツールやデータも用い評価する時代となりました。病院栄養士は命を守る栄養管理のプロフェッショナルにならなくてはなりません。そんな思いで後輩職員と共に今後も学んでいきたく思います。
学びは、必ず現場で生きる
― 管理栄養士として私が大切にしてきたこと
藤田 恵美子
(学部平成19年卒業)

オンライン料理教室の様子
私は女子栄養大学実践栄養学科を卒業後、管理栄養士として給食現場や栄養指導の仕事に携わってきました。大量調理や衛生管理、限られた条件の中で「誰かの毎日を支える食」を提供する経験は、学生時代に学んだ栄養学や調理学を、実践として身につける貴重な時間でした。
結婚・出産を経て働き方を見直す中で、これまで培ってきた知識や現場経験を、より多くの方の生活に役立てたいと考えるようになり、現在はオンライン料理教室を中心に活動しています。オンラインという形を選んだのは、場所や時間に制約のある方にも、栄養や料理の考え方を届けられると感じたからです。
教室では、学生時代に学んだ「なぜこの調理法がよいのか」「どの栄養が、どんな人に必要なのか」という根拠を大切にしながら、家庭で無理なく再現できる料理をお伝えしています。現場で培った段取り力や衛生管理の視点も、時短で安全な調理につながっています。
また近年は、防災に役立つパッククッキングの普及にも取り組んでいます。2025年1月には香友会山口支部の研修会で料理教室を開催し、多くの地元の方にご参加いただき、地元新聞社の取材も受けました。
栄養や食の仕事は、形を変えても一生使える「人を支える力」だと思っています。学生や若い会員の皆さんには、今の学びが将来必ず誰かの役に立つことを、ぜひ信じて歩んでほしいと思います。

「将来の夢」のその先
加納 千裕
(学部平成22年卒業)
食育授業にて学科の後輩たちと(後列左から3人目)
私は現在、スタートアップ企業「ASTRA FOOD PLAN」の代表を務めています。独自の乾燥技術で、野菜の端材などの食品残渣を食品パウダー「ぐるりこ」にアップサイクルし、「かくれフードロス」を削減する事業を展開。近年では母校の後輩たちと共に、地域の飲食店や学校給食の「ぐるりこ」を活用したレシピを開発する「埼玉食のサーキュラーエコノミープロジェクト」にも取り組みました。
食文化栄養学科の第一期生として、栄養学だけでなく文化や調理など多角的に食を学んだことが、私のキャリアのベースになっています。
学生時代の「将来の夢」は、食品メーカーで商品開発をすることでした。卒業後、ロック・フィールドを経て、榮太樓總本鋪で新ブランドの立ち上げと商品企画、塚田農場プラスでお弁当開発に携わり、その夢を叶えました。さらに起業して「社長になる」という目標も達成した今、私の夢は「社会課題をビジネスで解決し、会社をユニコーン企業として上場させること」へと進化しました。38歳にして初めて、夢が「職業」という枠を超え、「成し遂げたいこと」になったのです。
食業界は今、持続可能な社会の実現に向けて大きな変革期にあります。本学科での「食を多角的に捉える学び」が正解のない時代を切り拓き、社会を動かすための武器になるはずです。卒業生が自らの手でキャリアをデザインし、これからの食産業を担う変革のリーダーとして活躍することを心から願っています。
香友会からのお知らせ
◆予告 駒込キャンパスで開催!「令和8年度ホームカミングデー(香友会定例会員総会)」について
令和8年度の香友会ホームカミングデー(香友会定例会員総会)は、6月28日(日)駒込キャンパスでの開催を予定しています。開催方法など詳細は会報誌「香友会通信No.47」、香友会ホームページ、香友会インスタグラムにてご案内いたします。
◆香友会ホームページをご覧ください
香友会ホームページは、香友会行事や香友会主催講座のお知らせ、香友会支部活動のご案内や報告、卒業生からのおたよりなどを随時更新しています。
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◆住所、氏名などの変更をお知らせください
学園誌「香窓」や会報「香友会通信」(6 月発行)は、全国の香友会会員(卒業生)に送付されます。
確実にお手元に届くよう、住所・氏名などに変更があった際は、香友会ホームページ専用フォームまたは香友会事務局宛てにお知らせください。
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