学園のいま
EIDAIの未来づくり 香川明夫理事長メッセージ

これまでの伝統と実績を大切に、新たな学園づくりに取り組んでいきます ~創立100周年、さらにその先へ。共学化は、新たな一歩です~ 2024年9月4日に、2026年度から、大学並びに短期大学部を男女共学とし、共学にふさわしい名称へ変更することについて、公表いたしました。 本学は、2033年に学園創立100周年を迎えます。100周年、さらにその先へ、新たな学園づくりの歩みを進めてまいります。共学化は、重要な一歩です。 専門職の育成に力を尽くしてきた本学は、これまでに5万人の卒業生を社会に送り出してきました。「食により人間の健康の維持・改善を図る」の建学の精神のもと、多様な価値観を受容し、その人らしさを大切に支えあえるリーダーを育成していきます。 本学は1965年に日本で初めての栄養学部を開設して以降、日本の栄養学を牽引し続けてきました。これからも栄養学のフロントランナーとして、社会や環境の変化を的確かつ総合的に捉え、グローバルな視点で栄養学を発展させていきます。 開かれた学園として、性別、年齢、地域、人種の枠を越え、ともに学びあい成長しあい、未来を支えあうための学びの場を創出していきます。そして、多様化・複雑化する地球規模の食と栄養の課題に向き合い、誰ひとり取り残さない社会の実現に貢献していきます。 本学は、「栄養学は生活の中で生かされてこそ、私たちの生命を支える」とした創立者の意志を引き継ぎ、常に実践を重視してきました。これからも「栄養学を未来に生かす」ための、たゆまぬ努力と工夫を続けてまいります。そのなかで、もっと多くの方々と関わりあい、もっと深く社会について学びあい、人々の暮らしや社会に役立つ栄養学を深化させていきたいと考えています。 「栄養学を未来に生かす」ことは「人々の健康と幸福」や「地球規模の食環境課題の解決」のために大切な視点と考えています。皆さまとともに歩み、考え、実践することで、新たな一歩を確かな一歩にしながら、学園の未来づくりに取り組んでまいります。

学園のいま
[香川綾記念講師派遣事業]誰でもどこでも栄養学を学べる社会に

栄養学を学ぶと、生活がかわる 「栄養学を生活にいかす」―本学創立者の香川綾は、栄養学の実践にこだわり、誰でもどこでも栄養学を学べる社会を目指していました。その精神を受け継ぎ、25年前に「香川綾記念 講師派遣事業」をスタートさせました。派遣講師は、生涯学習講師の認定を受けた卒業生や、本学の教員です。 2023年度は、北は北海道から、南は鹿児島県まで、全国各地から講師派遣の依頼をいただき、実施件数は327件、受講者数は1万5千人(うち、高校生6千人)にのぼりました。高等学校をはじめ、自治体での住民対象の講演会や専門職種向けの研修会、教育関係や管理栄養士・栄養士の職能団体など、依頼先も広がっています。 高等学校では、なにをどれだけ食べたらよいのか「栄養学のはなし」、毎日の食事や栄養について学ぶ「高校生の食事」といった基本的なテーマ、スポーツ栄養や熱中症予防など部活動に役立つもの、さらに管理栄養士・栄養士の仕事紹介といった資格や職業に関することなど、多岐にわたっています。 受講した高校生たちには、食事が心や体にどんな影響を及ぼしているのか、栄養素のこと、食事の捉え方など新たな発見を得ながら、自分の食生活の問題点に気づき、改善しようと考え始める様子がみられます。自分の健康だけではなく、家族の健康にもつなげていこうとする姿もみられます。 2024年10月に埼玉県内の高校で保健講演会「食で変わる!心とからだ~今日の食事はあなたの未来を生きる力になる~」(派遣講師:本学恩田理恵教授)後の生徒の感想をご紹介します。 これからも、この講師派遣事業を通して、栄養学と高校生の出会いを増やしていきたいと思います。 講師派遣事業の詳細はこちら>>>