▲中央の集合写真はゼミの皆さん(前列中央が指導教員の小澤准教授)

教職員も「あらかわ満点メニュー」を食す‼

短期大学部の栄養指導研究室のゼミ活動では、荒川区と区内の飲食店が共同で取り組むヘルシーメニューの開発に取り組んでいます。今年も、区内約50店舗とのコラボで開発したメニューが提供されています。

今回は新企画として、ゼミの指導教員や学生さんとともに、広報部の職員も商店街を訪れ、「あらかわ満点メニュー」を食べてみました。

■学生たちはステップアップしながら、メニュー開発に取り組みます

学生たちは、ゼミで事前にトレーニングをして、店舗訪問を行い、店主さんの希望やお店の状況を把握しながら、学校に戻って栄養価計算や試作を重ねながら、メニューを完成させていきます。

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■その街を訪れて、食事を味わう。メニュー開発のその先も大切にしたい

訪問店舗1軒目の「cafe mogii+」は、JR日暮里駅から徒歩10分、生地織物の店が軒を連ねる繊維街を通り抜けたところにあります。国産蕎麦粉100%のガレット&発酵デリの小さくて可愛いカフェです。スペシャルガレット(チリコンカン)は「素材をいかしたナチュラルなおいしさ」で男性職員にも「ちょうど良い」量。チリコンカンの発酵ワンプレートは減塩メニューと聞かされないとわからないくらい「味と見た目の調和のとれた一品」でした。

▲様々な生地やボタンを扱う店舗が並んでいて見ているだけで楽しい
▲65年続いた布団屋の「茂木商店」が新たに外観も内装も可愛いカフェに
▲おすすめのガレットが満点メニューに
▲1食の食塩量1.7gとは思えない、おいしい減塩メニュー
▲テーブルに置いてある栄養成分もわかるメニュー紹介

🍴メニュー開発を行った栗原さんのコメント🍴

「チリコンカン」を使って料理形態や食材が異なる2種類のメニューに展開するのは大変でした。でも2種類あることでお好みのものを選んでいただけますし、それぞれの味の違いを楽しんでいただくこともできます。


訪問店舗2軒目は「ハンバーグレストランまつもと」。千代田線・京成本線の町田駅を出てすぐのところにあります。国産牛100%使用で7種類のソースから選べる、こだわり抜いたハンバーグが自慢のお店です。ヘルシーメニューもハンバーグセットで、提供は夜(17:00~22:00)の時間帯です。

▲町屋駅すぐそばのハンバーグが自慢のレストラン

今回は、ゼミの学生お二人(越石さんと栗原さん)も参加。運ばれてきた時点でおいしそうな香りに魅了され、食べて味に魅了される一品。
「とにかくおいしい」。とろろがまろやかさを生み出し「ハンバーグともソースとも相性抜群」。サラダや付け合わせなどセット全体て約230gの野菜が食べられて「ほんとうに嬉しい」。しょうがたっぷりのソースで「最後の一口までおいしく味わえる」一品でした。

▲野菜たっぷりで彩りも鮮やか「和風とろろハンバーグセット」
▲和風とろろハンバーグを開発した越石さん(写真左)と前述のスペシャルガレットを開発した栗原さん(写真右)
▲店内に掲示してあるメニュー紹介

🍴メニュー開発を行った越石さんのコメント🍴

大のハンバーグ好きなので、ハンバーグの開発ができて幸せでした。でも、お客さまに召し上がっていただくメニューを複数提案するのは大変でした。どれも初めての体験でしたが、開発の工程を一つ一つ経験できて、大きな自信になりました。

学生さんも先生も職員も皆、食べ物好き。話題が尽きることがなく、「みんなで食べるとおいしい‼」を実感したひとときでした。


ゼミの皆さんは、1月末までに数店舗の試食訪問をし、試食訪問後に全員でディスカッションをする予定です。小澤先生は、毎年新規メニューを提供するすべての店舗に足を運び、開発メニューの味を確認しています。

今回初めて、広報部の職員も店舗を訪れ、食事を一緒に味わいました。開発したメニューとともに、商店街や店舗の様子を知ることのできる楽しさも体験できました。

開発されたメニューは、お客さまに、この店を訪れて、実際に食べていただくことで、生きたメニューになります。卒業生や教職員の皆さんにも、ぜひ店舗を訪れて食べて、ヘルシーメニューを通した街づくりを応援していただけたらと思います。

店舗とメニューは荒川区HPで公開中 >>>